痛い所に気を通す  記録№2

受講生2

後半に頸椎のヘルニアになり動けなくなった。痛みは徐々に良くなったがデスクワークが増えると張ってくる。以前は自発動功で下半身の動きが多かったが先週から肩から上が動くようになっている。自発動功の動きは悪い所を体が分かっていて調整してくれる動きということなので治癒力を信じてやっていこうと思っている。

三線放鬆功の時に目がくしゃ王子の様に絞まり、それが落ち着くと視界が開けてしっかり見えてくる。それがどういう事なのか不思議。

 

◎玉木先生

自分も気功をやったきっかけが椎間板ヘルニアだった。当時はまだ手術も発達していなくて方法がなかつた。ヘルニアなので出てしまった部分は治らないが、痛い所に気を通す事により痛みがなくなったり、気が満ちていると痛みを感じない。疲れていたり気が虚していると痛みを感じる。ただ急性期と慢性期があり、急性期のひどい時は動かしたくても後からよくないので、控えめにした方がよく、自発動功の動きが激しくなってしまった時は「ゆっくり」「弱く」という風に意識で念じる様にすると同じ動きでも負担がない。痛んでいる時にガクガク激しくするのはよくない。太極拳も武術で元々凄く早いものをゆっくりすることにより体を治す動きになってくるので、なってしまったばかりの時は「ゆっくり」「弱く」を心掛けながら同じ動きをやってみるとよい。

三線放鬆功については、ストレッチの時いきなり伸ばし始めるより一度曲げてから伸ばした方がいいように一度くしゃっとなった後の弛緩という効果があるのではないか。