医療気功教室 2017年12月 忘年会 №4

 

【一年を振り返っての感想】

  

◇受講生  ◆玉木先生

 

来年、入門のインストラクターになる。後期高齢者だが、母の年齢までまだ20年ある。頭も体も弱っていくが、気功は”捨てなさい“というので、これからは気功に合った人生が作れる。課題は、研ぎ澄まされた透明感のある気を出す事。表面意識を無くして、潜在意識を多くする。体(小宇宙)で感じる事が、大宇宙に繋がる真実が見える事を楽しみにやっていく。

  

◆人生100年の時代。年だからと諦めてしまうと、その先つまらない。捨て難い煩悩が捨てやすくなり、経験があるからこそ分かる事がある。乗り替え出来ない体の声を聞き、上手にメンテナンスしながらの気功。命は自分だけの命ではなく、大きな宇宙の流れがあり、その中でひと時有機体として場所を借りて命がある。大きな流れの中で命を見ていく。表面意識(我欲)をとると、中間に人間の共通意識、その下の潜在意識(大宇宙)と繋がる。そういうエネルギーにアクセスしながら気を使ったり練ったりする事を、いろんな年代のインストラクターがいて、お手本をしてくれる事によって、より分かりやすく具体的になるのではないか。来年から期待している。

  

◇体力、気力、記憶力が落ちている。動けない分、思いや緊張感をすごく感じる一年。気功をやる事で、いろんなものを手放したところに、穏やかで満ちているという感覚、そういう心持でいられる自分があるのではないか、という期待がある。それをもっと、自分のものとしてやれるように。気功は、そういう存在として年をとるほど必要。来年も精進していく。

  

◆生老病死の老を越えて死がある。人間例外なくいつか死ぬ。一瞬一瞬を大切に生きるだけでなく、見知らぬ自分がたくさんあるので、その見知らぬ自分に出会えたり、見知らぬ自分がやりたい事を発見するのも、生きていくのに面白い事でもある。集団の中でやることによって、人の意見を聞きながら人から見える自分自身を知る事にもなる。せっかく貰った肉体、ハードな面もソフトな面(気持ち)も知り尽くしていければ良いのでは。知らない自分を発見する機会として、気功教室を使って頂ければと思います。

  

【質疑応答】

  

◇気功で呼吸をしっかりやろうとすると、喉が痛くなり声が出なくなる。喉を鍛えようと発声をしても悪循環。声が出なくなると、過剰反応で濡れタオルを持参する。どうしたらいいのか?

  

◆体質的に喉が弱い方だと知る。他の人と同じ事をしても自分は喉を痛めるという中で、いろいろな工夫をする。口ではなく、なるべく鼻呼吸にするとか、風邪、喉が痛い時の工夫として、口すぼめ呼吸をすると空気も温まる。全部しなければいけないのではない。自分の体(小宇宙)が痛んでいる時に、無理やり風を通したり、全く風を通さなくてもいけない、では、どんなふうに呼吸をしていけばいいのか、体と上手く相談しながらやっていく。初心者の方は基本を覚える、ある程度したら今の自分の体調にとって、どの程度の呼吸にしていけばいいのか、塩梅をしながら。工夫して失敗しても全くそれをやらないのではなく、色々試したり、スタッフにアドバイスを求めてみたり、誰しもが起こりうる事なので、人の工夫が参考になる。何ともない時に鍛えるやり方と、酷くなった時の対処法を分ける。諦めたら酷くなるので、気付いた時点である程度メンテナンスは図っていく。自分が一生続けられるメンテナンスの仕方を模索していく。